「――ない。恥ずかしいなんて、俺は思わないよ」
タイトル通りの作品ですね。
ライトノベル好きを拗らせて一人読み耽っているぼっちの安藤君。
クラスメイトで、学校一の美少女と評判の隠れラノベ好き朝倉さん。
接点がなかった二人が、ラノベという共通項から接近していくんですが……
朝倉さん、安藤君が絡むとポンコツ度を増すため、噛み合わず。
安藤君がぼっち極めすぎて、予防線を引いているって言うのもありますが。
後半に行くにつれて糖度高め。
一緒に出掛けた時とか他のお客さんから爆発すればいいのにとか思われてます。
実際、爆ぜればいいと思いますよ、えぇ。
地の文なし、会話オンリーという形式。
とはいえ、心の声で、それぞれのキャラの目線から補足が入るので混乱はなく読み進められます。
自分の好きなものを、卑下することなく語れる安藤くんは、いい子ですね。
総じて読みやすいラノベでした。
「朝倉さん、王女様のブログに俺達が出演することになったよ!」「安藤くん、これで私達の知名度はこいのぼり……じゃなくてうなぎのぼりね!」――『何故か学校一の美少女が休み時間の度に、ぼっちの俺に話しかけてくるんだが?』
http://ranobeprincess.hatenablog.com/entry/2018/12/24/155559
「やっほー♪ あたしも王女様のブログに来ちゃった♪ よろしくねー♪」「も、桃井さん!?」「も、モモ!?」――『何故か学校一の美少女が休み時間の度に、ぼっちの俺に話しかけてくるんだが? 2 』
http://ranobeprincess.hatenablog.com/entry/2019/05/28/112245
「今日は番外編! 『何故かの』人気投票をどうすればよかったか考えてみよう!」「いいじゃない! さすが安藤くんだわ!」「あたしも混ぜてー♪」「お兄ちゃんばっかりずるい!」「クフフ……♪」
http://ranobeprincess.hatenablog.com/entry/2019/07/10/143226