「人を殺せば、その者の血を浴びます。その者の願いも悲しみも憎しみもいっしょに。そうやって血にまみれていくのが、わたしたちの仕事です。」
かつて荒廃した村。再建の為に頑張っていたが……
幼馴染の少女は病に倒れ、死の間際にいた。それを救ってくれた神官様が居た、という話。
会館の警備兵となったアマデオは、ベラと共に、故郷へ帰る事に。
賓客の館が近くにあって、館の主との交渉の結果として派遣された形ですが。
故郷の村も属する、ララサベル公爵領。
そこの姫であるエビータは、1巻でも登場しアマデオが庇った事で懐いている感じ。
彼女の姉であり他家へ嫁いだ姉であるクララは、ベラと仲が良いというか渡り合える傑物で、もうバチバチ火花散ってる感じで怖い。
アマデオ、返事は良いんですよね、毎回。
衝撃を受けて、自分の思い出が壊されようと、ちゃんと返事をする。
ただ、如何せん我を通しきる腕が無いのが悲しい所。
彼は今回、故郷に救う敵を討ったつもりでも……その裏では新しい陰謀が渦巻いてましたしね。おっかないわ、ファンドリア……