「いくら汚い棋譜を残そうとも、負けるよりはいいと思い直しました。もう誰にも負けたくない。それが全てです」
なにやら11巻の評判がやたら良くて、気になったので購入。
将棋をテーマにしたライトノベルですねー。
16歳の若さで棋士のタイトルの1つ、「竜王」を獲得した九頭竜八一。
しかしタイトル獲得後にスランプになって連敗記録を更新。
そんな彼の下に、「弟子にしてくれ」と言う小学生女子が押しかけて来て。
顔文字とかが台詞の末尾についてたり、ラノベらしいラノベ。
同時に、この上なく熱い物語でもありました。
最初の挿絵のあいちゃんの変化が凄くて引き込まれましたね。
プロ棋士として戦い続けるという事。研究し、実践し、何時間もうち続ける日々。
八一は、押しかけ弟子志願のあいとの出会いによって、将棋の楽しさを再認識して。
タイトルの重さに潰れそうになっていた、彼が再出発を決められたのは良かったですねぇ。
まぁ、小学生女子を弟子にとり、彼女の友人を招いた研究会を開き、順調にロリコン呼ばわりが広まってる辺りは、もう、なんというかかける言葉が見つからない。
周囲の評価に負けず、強く生きて欲しい。