「どんなに好きなことでも、仕事にすればつらい時もある。一生続けていくうちに、迷うことや苦しむことも山ほどある。アマチュアなら指さなければいいけど……女流棋士になるってことは、その迷いや苦しみから逃げないということに他ならない」
(略)
「だから忘れないで欲しいんだ。将棋が好きって気持ちを」
年始の指し初め式。
新しいキャラクターがどんどんと出てきましたが……あの、囲碁のタイトルホルダーさんのインパクトが凄すぎて、混乱した。
「早く棋院に連絡して引き取ってもらえ!」って台詞が出てくるあたり、もう破壊力が凄い。
銀子の対局が多かったですけど、盤外戦術に押されたり、天才少年の才能を見せつけられたりと姉弟子めっちゃ追い込まれてて、こっちの胃まで痛むようでした。
「じゃあどうして勝てないのッ!!」と言う叫びが刺さる。辛い。
プロ怖いよぉ……
そんな地獄の中で苦しんでいる彼女の前に現れるのは、やっぱり八一なんですよね……
女流の資格を得た弟子二人を、棋士室に連れて行ったり、大盤解説の聞き役をさせたりと八一も色々手を打ってましたが……
過保護すぎた弊害か、どちらも成功したとは言えない感じ。というか、あいの方は本当に師匠第一過ぎて、彼女は彼女で視野が狭い。
キャラ造形として好きですけど、ちょっと苦手意識があります。
デビューにこそ失敗したものの、師として八一から贈り物をもらった二人の今後に期待したいですね。