「やっぱりノブはノブだな」
「店員が客に合うオススメを選んでくれて」
「美味しい飯と酒をさらに美味しくしてくれる!」
7巻収録の44話が、ともすれば最終回でもおかしくなかったですけど。
順調に刊行が続いているようで何よりです。
ただ、区切りのエピソードであるのは間違いではないようで。
衛兵を辞めるような事を言っていたハンスが、ついに退職。そして、次に何をするのかと思えば……のぶにきて、料理人になりたい、と宣言して。
話を聞いて、大将がそれを認めて弟子入り。
さらには、あの時言っていた通りリオンティーヌが給仕として勤めるようになって。
少しずつ変わって行ってますが、それでもノブだ、とニコラウスが太鼓判を押したように。
いい方向に進んでる感じがして、心が温まります。
ただ、難点をあげるなら、誰もがおいしそうに食事してるので、こっちもちょっと奮発したくなるところですかねぇ。
ヒルダとマクシミリアンの政治結婚した、幼い二人の歩み寄りも微笑ましかったですし。
のぶの影響を受けて、変化していく人々もいて。見守っていきたいなぁ、とおもう良い作品です。