「必ず……必ず、リセリナ様やシア達を連れて、戻ってきてください。待っていますから」
元首ジェラルドを交えて、ラトロアの議員たちとの会談に臨んだウルク達。
ジェラルドが、リセリナ達を確保したという札を効果的に使ってくるのがいやらしい。
それでも折れずに、反撃をしてのけるあたりフェリオも成長している感じがしていいですねぇ。
しかし、会談の途中でメビウス達が行動を開始し、なし崩しに協力する羽目になったのはちょい残念ではありました。あのまま会話続いていたら、どう転がっただろう。
来訪者たちの世界に帰りたいバニッシュと、向こうへ行きたいメビウス。
そして彼らに与するシズヤ達暗殺者集団。さらには強化された屍の兵と対峙する羽目になって。
それでも切り抜けて、メビウスの下に辿り着く辺りフェリオの強さも相当ですよね……
パンプキンが助力してくれたり、状況に恵まれた部分はあるにせよ。
リセリナを救出したときとか、一段上の技を披露してましたし。いやはや、格好良かった。
最後まで諦めずに食らいついて、メビウスを止めてのけたのも見事でした。
最後の、平穏無事な未来の話が、とても暖かくて好きです。
某人物のフルネームが愉快で、読んだ当初何度も読み返して覚えたんですよね。未だに空で言えますよ。