「ならば反撃だ。ここから、我らデスゲーム運営の真髄を見せてやろうではないか」
法整備までされて、デスゲームが一般的になった世界。
規模の大きいゲームを開催するには当然色々と制限があり、大企業でないと難しいとか色々あるようですけど。
その中でも、トップクラスの企業で勤務している中間管理職の黒崎鋭司が主人公。
妻子には流石にデスゲーム会社勤務という事は伏せているが、幸運な家庭を築いた成功者。
しかし実態は、上からも下からも期待され、MADな発明家に振り回されアドリブで乗り切る悲哀が溢れていましたね……
新しいゲームを始めれば、変人が予期せぬ挙動をぶち込んで被害者多数。初日からこんな惨状にしてどうするんだと詰められる。ロールバックの実行をしようとしたら、部下から納得出来ないと言われる。
まぁ、それはそうだよなぁという主張ですが。その場その場で上手い事乗り切って、話をまとめてのけるから信頼されてるんだなーと思いました。彼の胃、その内穴あくんじゃ。
こんなデスゲームが一般化した世界は怖くていやだよ…とは思いますが、コメディとしては質が良いのでは。
ぶっとんだ設定でスタートして、そのままアクセル全開で走り切った感じがして、作品としては好きです。