貴方は貴方の作品を書けばいい。
再読。
絵本シリーズ第二弾。今回は25編を収録。
たとえば、小さな村にすむ少年少女が、隣に住むおばあさんの家に遊びに行く話。
たとえば、人生を乗り物の運転に例えた話。
短くも素敵な話が今回もたくさん記されています。
「えごとえこ」みたいに皮肉交じりのエピソードも健在です。
「さくひん」・「てきとみかた」・「まんぞく」辺りが背中を推してくれる感じがして好き。
「つらいこと」で描かれた大人が、格好いいと思います。戯れに聞かれた質問に、何かを思い出し涙する事ができる。そして、それでも怒らず質問に答えてくれる。積み上げて来た時間が、幸いだったのだと感じられて良いですよね……
あとは「だいびんぐ」の最後の一行が、そりゃそうだ、って感じであっけらかんとしてて笑った。