「ご冗談を。自由には必ず責任が付き纏います。それを理解できない者に明日はありません」
昨今珍しいギャグを極めたライトノベル、まさかまさかの第二弾。
1巻を笑い飛ばすようなメタ・エロ・汚れ満載で、今回もキレッキレです。
酒飲める人は、アルコール入れながらゲラゲラ笑うといいと思います。
パターンとしては相変わらず、賢勇者の下に一癖も二癖もあるというか百癖くらいありそうな依頼人が来て、悩みを解決していく感じです。
サヨナが随分遠いところまで行ってしまったというか、あの場所に適応しきった、電撃屈指の汚れヒロインなのでは。体張りすぎサヨナちゃん。
同じくらい体張ってるのはアーデルモーデル君でしょうか。倍震の餌食になってましたし。十四話では恥も外聞もかなぐり捨ててましたが。そこまで出来るならもっと外に出よう……
賢勇者の住み家は危険な場所にあるので、実力者しか来れないという設定を死に設定になりますと言ったり復活させたり自由自在。
カクヨ村ナロ村も健在でしたり、かれい先生になにを書かせているんだという挿絵まで。
魔法軍の面接でも、作者さんの前作キャラが来たり葉書そのまま載せたり。
別の話では、許可取って写真まで引っ張ってきていて……P288の唐突な降臨はあまりにも卑怯。担当さん良く許可取れましたね……?
全方位の権利とか限界とかに喧嘩を売りつつ、どっちが先に逃げるかのチキンレースでもしておいでで?
これは惨巻を期待したい。例によって予定は未定かつ、今回で完結と言い切っておられますけれど。
魔王軍に作者含みとはいえ8通も応募が集まるんですから、えぇ、多分求めてる読者はいますよきっと。