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「……じゃあ、お願いしてもいいですか?」

 

1巻では、イラストを和武はざの先生が担当されていましたが、2巻からはねこと先生に交代。なので、2巻の初版は「はねこと先生の描いた1巻カバー」が同梱されている特別仕様になっているようです。

イラスト担当のどちらの先生も好きな人だったので、交代に関して不満はなし。

というか今回やたら挿絵が多かったですね。天使様が可愛い。口絵にある寝ている姿が、特に好きですかねー。

 

カバーが二重になっている関係は帯がなし。謳い文句を表紙に直接記載してますね。

こういうデザイン好きだなー。増えないだろうか。無理か。帯って、最初の宣伝以外にも重版したときとか○○化決定とかで、広告的な役割もする場所ですし。

 

隣人ではあるが、親密なわけではなかった周と真昼。

ふとしたことから二人の交流が始まり、周の両親や友人と真昼の接点も出来て。年末年始を共に過ごし、初詣に行って。バレンタインやホワイトデーもあって。

順調に仲が深まっているのが感じられて良いですねー。微笑ましい。なんでこれで付き合ってないんだ。

 

真昼の家族関係が冷え込んでいるのは、これまでも描かれていましたが。

ある場面で、彼女と母親の会話が描写されます。いやはや、よくそこまで言えるな、と興味のなさが凄い。それを、他の人が見聞きするかもしれない場所で言うんだから、本当にどうでもいいんだろうな……

 

実際に、隣人の周がたまたまその場面に鉢合わせてましたからね……これに関しては、真昼一人で抱え込ませずに、会話を聞くきっかけになったのでいいんですが。

これで周との縁が結ばれていなかったら、彼女は本当に壊れてしまったかもしれないかと思うと、割とギリギリの出会いだった。

樹や千歳と言う友人も出来てますし、特に千歳は同性という事もあって結構グイグイ踏み込んでいくので、結構助けになってるんじゃないかなー。

新学期が迫り、天使様がちょっとした覚悟を決めたところで終わり。書き下ろしも増えていて、今回も楽しかったです。