『承認を確認。では、貴方の旅路に幸多からんことを――良き旅を』
小説家になろう作品の書籍化。WEB既読。
作者のAllenさんは、超越者シリーズから読んでたので、初の書籍化が嬉しくて購入。
本作は前述の「超越者シリーズ」とはつながってないので、単品で楽しめますよー。
内容としては、近未来のVRMMOモノですね。
サブタイトルからも予想できるかとは思いますが、リアルチートな剣士が、技を奮う場所を求めてゲーム世界で無双する話です。
リアルの性能が盛り盛りで、清々しいので好きです。
目標であった祖父を打倒してしまい、燃え尽きていた主人公が、弟子の誘いでゲームを始めることに。
それこそが、「マギカテクニカ」。
剣と魔法のファンタジー世界を舞台とする、没入型の先駆けとなるゲーム。
VRMMOモノのお約束のようになってるシステム。実現にはどれだけかかりますかねぇ。
そこまでゲーマーってわけでもないですけど、この手の作品読むと、ちょっとやってみたくなりますね。
弟子の口車に乗せられたとは思いつつ、たまには散財するのもいいか、と準備を整えてプレイスタートするわけですが。
目的が修行なので、攻撃用の魔法は取らず補助魔法のみ。
スキルも、大体自力で何とかなるからと、パッシブ重点。
ゲームのキャラとしてはかなりピーキーな構成ですが、リアルスキルがカンストしてるような人なので、決闘すれば前線プレイヤーに勝つし、フィールドボスに挑むときには弟子に指導する余裕まである。
1巻だとキャラ紹介、ゲーム内設定紹介と、割と淡泊な感じですね。
西の村に行って妖精をテイムするところまでは入ってましたけど、ボス戦とかでも危な気ないので、さっぱりした味わい。……いやまぁ、この後も基本的に危な気はないんですが。
此処で切るのかーとは、ちょっと思いましたが。2ボス以降、立て続けにイベント発生させていく彼が楽しいので、今後に期待。
師匠を誘ってきた弟子も、最初の案内こそしますが、1巻では予定が会わず別行動な時の方が多いですしね。
掲示板回が割と好きですねー。電子書籍で購入したんですが、かなりスペースあけててページ数が多いなーとは思いました(書籍化に際してもうちょい詰めるかと思ってた)。
ひたきゆう先生のイラストも可愛かった。緋真ちゃんの出番もっと下さい(もうしばらく後)。