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「ぼくは、きみのしるべになろう――ほしをみつけて、かぜのゆくえをおしえてあげられる。でも、こぎだすのはきみなんだ」

 

読了後にFGOのコラボイベントは、せめて2巻出てからやればよかったのでは。

とは少し思いましたね。いや、GWから延期された結果だから本来なら同時刊行だったのだろうか……

2巻時点でもまだ紅葉さん人型取ってないし。恐竜だし。ネタバレが過ぎる。

 

夜警の仕事を一時休み、外部への協力を依頼して。

その上で廃都フユキ捜索を始める事にしたエリセ達。ボイジャーとの、関係になれていない微妙な距離感がリアルで良かった。

エリセ、友達(ほとんど)居ないんだね……

カリンがついてきてくれたり、コハルと改めて会話する機会があったりと、こんな状況でも青春していて良かったです。口絵の水着もいい感じでしたしね。奥で浮き輪つけてるボイジャーとその横で準備体操?してる紅葉さんが可愛い。

 

とはいえ、先日起きた騒動、その首魁には逃げられているし爪痕も残っているままで、正直状況としては良くないですよね。

おまけに先の事件でサーヴァントを失ったマスターの下に、新しいサーヴァントが召喚されなかったり。

新生児の傍に召喚されるはずのサーヴァントが現れなかったり、と新たな異変も生じているようですし。

 

負傷したコハルの問題も中々にヘビーですけどねぇ。覚悟が決まりすぎていて、それを尊重したい気持ちもあるけれど、ちょっと悲しくなる。だからあそこでカリンが涙を流してくれたのには正直少し救われた。

 

エリセの父母をしるエージェントも登場して、色々と惑わしてくるし、怪しさばっかり増していく朽目も居るしで、続きが怖いですねぇ。

終盤にエリセの出自についてかなり重要そうな情報出てきましたが、マジかー。このマスターとサーヴァントの距離が近いモザイク市にあっても、それは奇蹟的なのでは。

マッキもいい性格していたので、再登場してくれると歓喜するんですが、難しいだろうな……