もう7月に入ってるとか信じたくないですね……
恒例の『好きラノ』投票企画用の記事です。

1、『Unnamed MemoryⅤ 祈りへと至る沈黙』
【20上ラノベ投票/9784049128048】
もうこれに投票するのは、ポリシーみたいなもので、譲れませんね……
コミカライズも決定して、ますます楽しみなシリーズ。Act.2、次の6巻で完結ですがね!
このシリーズは、呪いを受けた王子オスカーが、ティナーシャに解呪を願い出ることで動きだします。
ティナーシャは見事解呪を成し遂げるわけですが……そもそも。
どうして、王子が魔女の呪いを受ける事になったのか。それについては明かされぬままでした。
真実が明かされる5巻、お楽しみいただきたい。

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2、『BabelⅠ 少女は言葉の旅に出る』
【20上ラノベ投票/9784049131338】
以前電撃文庫より刊行され、打ち切られたシリーズのリブート。
文庫に納める為に削られたエピソードも復活し、完全版となっています。
異世界に迷い込んだ少女が、帰還する術を探す話です。
『Babel』というタイトルの通り、言葉に纏わるエピソードが多いです。
なので、この1巻サブタイトルが芸術的だと思ってるんですよね……

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3、『異修羅Ⅱ 殺界微塵嵐』
【20上ラノベ投票/9784049128956】
殺界微塵嵐って何……相変わらずの加筆パレードで、WEBに無かったエピソードも増えてます。
新キャラも居るわけですが、それを上手く織り込んで話を進行している技量が凄い。
今回登場の修羅だと、「地平砲、メレ」と「戒心のクウロ」が好きです。
設定盛り盛りの猛者たちがバトルして、誰が勝つか予想できないバランスが好き。

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4、『楽園ノイズ』
【20上ラノベ投票/9784049131574】
女装して動画をアップしたら人気が出てしまった、ある男子の話。
進学した先の音楽教師にバレて、弱みを握られた彼は色々と頼みごとをされることに。
そして、その過程で音楽に魅入られた女子たちと仲良くなっていくわけですが。
作家・杉井光の音楽モノってだけで、その熱量と面白さは保証されている。
いやぁ新しくも懐かしくて、楽しかったです。

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5、『七つの魔剣が支配するⅤ』
【20上ラノベ投票/9784049130720】
復讐第二幕、開演。
オリバー達は進級して、着実に成長している。
彼らの交流風景は、キンバリーと言う魔窟にあって、清涼剤のように感じられます。
けれど、この学院には切り離せない闇がこびり付いていて……最早、止まる事など出来ないのだ。
同士たちの手を借り、策を練り、二人目の教師に狙いをつけたオリバーの戦いぶりが、どうしようもなく、悲しい。

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6、『お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件2』
【20上ラノベ投票/9784815603274】
なろう発の、甘々ラブストーリー。
周側の両親公認になったし、もう早く付き合ってしまえばいいのに……
と思わざるを得ない、もどかしい作品です。
着実に関係は進展しているというか、3巻からは新学期に入りますし、これからの変化が楽しみ。

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7、『竜と祭礼―魔法杖職人の見地から―』
【20上ラノベ投票/9784815603960】
師匠の遺言によって、有る杖を修理する事になった職人見習い。
依頼人の少女が持ち込んだ杖には、千年前に絶滅した竜の心臓と思しき素材が使われていて。
杖を調べ、文献にあたり、疑わしい場所を見つけて調査に行く。
かなり地道なストーリーですが……一つ一つが丁寧に描かれていて、安心できる作品。

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8、『さよなら異世界、また来て明日 旅する絵筆とバックパック30』
【20上ラノベ投票/9784040735412】
滅びかけた異世界に迷い込んだ少年ケースケと、旅の最中に出会った少女ニトの物語。
2人はそれぞれの事情で、探し物をしていて……ひょんなことから、旅路を共にすることに。
その過程で、いろんな人に出会って分かれてを繰り返していくのですが。
滅びゆく世界を旅する人々の抱えた事情が切なくて……けれど、どこか優しい。
派手さはないけれど、胸に染み入る余韻が心地よい。

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9、『むすぶと本。『さいごの本やさん』の長い長い終わり』
【20上ラノベ投票/9784047361829】
まだ感想書けてませんが近日中には。
古のラノベ読み歓喜の、野村美月先生の新作です。好きラノに投票するからには、ファミ通文庫から出てる『外科室』の方がふさわしくもありそうですが。
元・書店員としては此方の方が好みだったので……
店主の急死によって閉店が決まった地方の書店。最後に、閉店フェアをすることになって。
最後に店を訪れた人々の語る想い出の多くが温かくて、涙が出そうだった。

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10、『今はまだ「幼馴染の妹」ですけど。2 先輩、ふたりで楽しい思い出つくりましょう!』
【20上ラノベ投票/9784040645957】
涼暮皐先生のおくる、少し不思議系ラブコメ。
願いを叶えてくれる「星の涙」と言う都市伝説がある街。
それは真実だったけれど……無償の奇跡なんてない。
1番大切なものを取り戻してくれるけれど、2番目に大切なものを失う。
そんな「星の涙」に願ってしまった少年少女の物語です。
不器用で失敗もするけれど、必死なのは間違いなくて、愛おしい。
どうか彼ら・彼女らに幸いな未来があってほしいものです。

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