シャンフロコミカライズの感想!
今週も面白かったですねー。いやぁ、生きてて良かった。
◇第2話:特異なる者
――俺はコレを楽しんでるんだろうが…!
フルダイブ型のVRMMO、シャングリラ・フロンティア。
オープンワールドゲームで、発売から1年たっても未発見のシナリオやモンスターがある神ゲー。
普段はクソゲー満喫してますが、神ゲーは神ゲーで楽しんでるサンラクですが……
最初の街にすら立ち寄らず、推奨人数3人のボスにソロで突貫してる辺り、生き急いでるというか。止まると死ぬマグロの親戚かなにか?
神ゲーならではの良質な操作性能と、培ってきた経験で上手く戦ってはいましたが。
一定量のダメージを与えたことで、毒糞攻撃で状態異常にかかってしまい……それでも焦らず慌てずボスを攻略しに行ってる辺り骨の髄までゲーマーですな……
的確にクリティカルを出し続けなければ、勝ち目はない。けれど、胴体は鱗に覆われ通りが悪く、頭部を狙おうにも攻撃部位なので動き回って狙いにくい。
それならば、とスキルを使って別の弱点を「作る」あたり手慣れていると言いますか。
今も昔も色々と組み合わせて、新しいコンボ見いだすのはゲーマーの性ですよね。特にTCGとかはその傾向強いですけど。新しく刷られたカードによって、昔のカードが再評価されて高騰したりするからな……
敏捷に振りまくった脚力を活かし、次の街へと全力疾走。
ここでも情報を得てないツケがたたり、解毒薬を買おうにも道具屋の場所を知らない。リスポーンポイントの更新するにも、宿屋すら分からない。
彼の冒険はここで終わってしまうのか……と思いきや、次の街の入り口で、親切なプレイヤーに宿屋の場所を聞くことが出来て。なんとか更新に成功。
1話で、WEB版だと居た森で出会った初心者三人が消えてましたが。
さすがに、ここでレイジを出さないわけもなかったか。ポイント更新できないしな……
根回しと賄賂を駆使して、片思い中の相手にゲームを始めさせ、経験者としてレクチャーするという流れをつくった苦労者。
友人と思しきA子B子のデフォルメイラストが、正直笑えて良い。
シャンフロ、いくつもの謎技術が駆使されているので、出会い厨やってると異臭ペナルティついたりするらしいですが(WEB版の情報)。
彼は割と真面目にやってるから平気かな……PNを自分の下の名前にしておいて、相手に名前で呼んでもらう実績を達成してるのには笑った。
まぁ実際オンライン上で相手の本名出すのは色々と障りがありますから、思惑はさておきちゃんと指導してるなぁ、と和みましたが。
……そのほのぼのとした空気を切り裂く叫びをあげている、覆面ハシビロコウ半裸の男(主人公)がいたらしいですね。
レイジさん、サンラクにもアドバイスくれたし、現状出ている感じだとわりと好青年という印象なので頑張ってほしいですが、どうなるやら。
無事にポイント更新できたものの、デスペナルティでステータス低下のデバフがついて。
何はともあれゲーム的には2番目であり、サンラク的には初めての街を満喫しようとしてましたが。
……さすがに半裸装備で散策するのは、周囲の目も気になるため、「ますは服買いまーす」と言うことに。うんまぁ、それはそう。
とりあえず一番安い一式装備を購入して、本編でもレアなサンラクのフル装備状態が登場。
防具を買った後は武器を新調したいと、鍛冶屋に行ったものの心惹かれる剣はなく。
鉱石を持って来たら、武器を作ってやるとAIから情報を得て、採掘からの装備更新。
武器を受け取るときもそうですが、しっかり受け答えをしていて自然体なのが、このゲームの凄い所です。
沼地での戦闘シーンもはさまってましたが、強制的に歩き状態になってるサンラクの姿が笑える。駆け抜けてばっかりだからな……
WEBだと毒糞くらったあと、別のクソゲーに移動して戦闘勘を取り戻そうとする場面があったんですが。
コミカライズはシームレスに、宿敵となるリュカオーンと対面するまで持ってきましたね。
ここで因縁が出来てから盛り上がってくるので、序盤でコミカライズからの読者を捕まえるのには効果的なのでは。
時系列を調整しただけで、クソゲーシーンは後で登場するっぽいですけどね。あと、コミカライズにあたってアップデートされているリュカオーン氏の活躍に期待。(どちらも作者Twitter情報)。
ファステイアで待っていてもサンラクは見つからず。
玲さん、自力でセカンディルに向かった可能性に思い至ってて偉い。
……他のビギナーズエリア全捜索してみつからなかったので、消去法と言うか力技による特定って感じでしたけど。
そして外伝SSの2話『サイガ:Episode-0 中編』。
ゲームに慣れるため、先にプレイしている姉を頼った玲。
しかし、正直それは間違いだったのではないかと思い始めていた。
というのも、仕事に影響が出ない範囲でシャンフロに時間を注ぎ込んでいる姉は、ゲームに入れ込みまくった「廃人」と呼んで間違いない類に変貌していて。
必須アイテムをゲットするために、八時間ほど同じモンスターを狩り続けるマラソンに参加する羽目になったり。
上級者の領域に足を踏み入れたものの、始めた動機と今の目的が食い違っていて、葛藤しているようでした。
もう少し普通にやろうと決意していましたが……なかなか難しそうなんですよねぇ。
初めて組んだ野良パーティーの一人で、それ以降も交流があるアブドミナから、クランメンバーのマッシブダイナマイトさんを紹介してほしいと連絡が入って。
そこから、シャンフロにおける「極振り」の話が出てました。
高性能な武器には、最低限必要なステータスがあるし……さらに一極集中しすぎても、他のステータスが低いと扱い切れない場合すらある。
なので、性能を維持できる程度は他のステータスを維持しつつ、育てたい分野を伸ばすというのがシャンフロの「極振り」。
その中でも高火力特化型のマッシブダイナマイト氏は、有名人なようでファンも珍しくないとか。
そして流れで三人で、ある高難易度のエリアに挑戦する事となって。
「天頂地朽の大穴」。下に行くほど凶悪なモンスターが出現し、だれも底を見た事がない難所。
最奥に至るべくサイ-0がとった手段が中々にクレバーで、姉の影響受けてるのでは……感はありましたが。後編も楽しみな引きでした。