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「師兄――生憎ですが、俺はそれを笑って受け流せるほど人間ができてはいませんので」

「ああ、なるほど。言葉が過ぎたようだね。今回は僕が詫びよう」

 

BOOKWALKER読み放題にて読了。

キャンペーン追加タイトルで、期間は1130日まで。

 

表題作「煉くんの受難」からスタート。

友人二人に連れられて、廃墟となった洋館に肝試しにくる羽目になった煉。

しかし、そこには本当に「何か」がいて……煉達が来たタイミングで、和麻と綾乃も仕事をしに来ていて。

あっさり撃退してましたが……神凪の直系が来れるような場所で悪だくみしてる方が悪い。

 

後日、煉はその屋敷の前で、道士見習いだという大陸からきた同世代くらいの少年と出会って。

さらに朧は、煉のクラスに転校までしてきて、接点が増えて行くわけですが。

彼が和麻に似ているとか、せっかくだから紹介しようと、仕事をしている場所に連れて行こうとしてすれ違ったりとか。

煉くんも色々「持ってる」なぁと思えるイベントの数々でちょっと笑ってしまった。

 

和麻も、なにやら嫌な予感を感じで回避し続けてましたが。いつまでも逃れることは出来ずに、朧と対面。

なにか含みがありそうだなぁとは思っていたものの、予想以上に食えないキャラで、朧くん面白いなぁと思いながら見てました。

 

「受難」とか言われて、実際友人たちに振り回されたりもして、巻末の「たったひとつの――」ではため息ついたりもしてましたが。

気にかけてくれる友人がいるのは財産ですよ。えぇ。ちょっと度が過ぎるとは思いますけど……