「そういった魔術師もいるだろうな。だが俺は、そのような愚者は真っ先に死ぬと考えている。無駄な早死には御免被りたいというのが本音だ」
BOOK☆WALKER読み放題にて読了。
長文タイトルがすべて系ラノベ。
学院教授や宮廷魔導士といったエリートコースが約束されていたのに、それを蹴って冒険者になった青年・ウィリアム。
彼は、それらの収入がよいものの国などに縛られてしまう立場に魅力を感じず、自分の夢に邁進することに。
親からは勘当を言い渡されて。それは受け入れるが、学費などの恩をいずれ利子をつけて一度だけ跨がせてくれとか言う辺り、自分を曲げないというか。
相手の態度によって価値基準がぶれないのは良いことだと思いますよ。実際、冒険者になってから生き生きしてますし。
可愛い女子ばっかりのパーティーから声をかけられて、一緒にゴブリン討伐とかしてましたが。
念には念を入れすぎて、ヌルゲーと化してるのは正直笑った。下手打てば死ぬわけで慎重なのは悪いことじゃないですけどね。
大抵の事をわりと困らず解決できるので、安心して読める作品ではあるかと。読み放題で読んだから甘め。