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「その力で、何もかも簡単に勝てるわけじゃない」

 

BOOKWALKER読み放題にて読了。期間限定タイトルで今月末まで。

細音啓先生の初アニメ化でめでたいですねー。追えてないうちに11巻まで出てしまった……。いつかちゃんと追いつきたい。

 

憑りついた者を魔女や魔人に変貌させる、未だ謎が多い存在である星霊。

それが地上に現れる、星脈噴出泉が帝国の内部に近く出現するのが観測されて。

百年前に現れたそれによって、大魔女ネビュリスが産まれた。つまりは、帝国と皇庁の戦いの発端となった出来事だとか。

新たな星霊使いが産まれるだけではなく、既に憑りついた者が浴びる事で力を強化できるとされていて。

さらには、そのエネルギーは使い切りとなれば、争奪戦が起きない筈がない。

 

皇庁側の事情なんかも出てましたが、内部の勢力争いとかもあったり、今回出てきたキッシングの危うさとか見るに、あっちはあっちでかなり闇が深そう。

帝国の闇が深くないかと言ったらそんなことは無くて、イスカはこの戦争を講和させようとしてますが、着地点探すの控えめに言って無理なのでは、って気がしてきますね。

使徒聖にまでなった彼の方がそれは良くわかっているんでしょうけど。それでも理想を目指す青さが主人公らしいと思います。

 

今回登場したネームレスとか他の使徒聖を見るに、イスカの能力が戦闘特化過ぎて小規模戦闘ならまだしも、戦局を動かすような大きな事が出来るのか、ってのは不安になりますね。

ネームレスこそ暗殺者あがりで、戦闘寄りなのかと思いきや、敵の打った手を予想して裏をかくみたいな真似はしてるわけですし。

 

相変わらずアリスとイスカが中立都市ですれ違ったりしてるのに笑いましたし、勝負の続きをするために助力する場面もあって、中々面白いコンビになってきたなぁ、と言う印象。