卍丸 ありゃあ、おもしれぇ芸だった。だから……今度は俺が見せてやンよ。恒星斬りを!
再読。江戸時代末期の化政時代を舞台とする、天下繚乱RPG。
元のシステムの方は、ルルブも持ってないんですが。リプレイだけいくつか読んだことはありますが。
これは、その中でも変わり種というか。タイトルにギャラクシーと付いている通り、銀河ステージですね。
アフターイエヤス40000年、幕府の威光は宇宙にまで届き、士農工商のシステムによって銀河ごとに設置された藩が運営されています。
……何を言ってるか分からないと思いますが、こういう世界なんですって。
スペースオペラと時代劇をミックスして、舞台を宇宙にした勧善懲悪したり出来るので、意外と相性は良かった……のか?
ハンドアウト読み上げの時にもPLから「単語の端々は狂ってるけど、内容は真面目だ!(笑)」とか言われてましたが。
リプレイの最中でも「なにを言ってるんだお前は」という場面が多くて、腹筋に来る。
田中天GMのリプレイは相変わらずでいいですね……。実際に参加したら、机に突っ伏す自信がある。
PC1は、宇宙を放浪する無頼の剣士・銀河卍丸。
彼には、かつて友が居た。シリウス藩の当主となった、自分とは違う道を行く男。
2人の間には確かな友情があり……友が狂気に落ちたなんて噂もあって。
友の住む星に向かえば、そこは民草が虐げられる地獄が広がっていた、と。
迫害された娘。卍丸の相棒である、宇宙船の頭脳。アフターイエヤスに置いても続く、柳生の家系に連なる剣士。
そうしたPC達が集い、シリウス藩に迫る危機に対処するリプレイです。
敵役の八狼士とか、ギミック重視のキャラクターも居て、その辺りはちょっと他システムでシナリオ作る時に作ってみたいなぁとか思いながら読んでました。
巻末には、ギャラクシーステージ用のデータも収録されていて、どれだけネタに走れるかが詰まってて、面白かった。