好きラノ2020下期用記事です!
積読の山に埋もれている新作の数々に後ろ髪を引かれながら、選出しました。
積まれてる本崩して、記事書いた上で投票用エントリを作ってる余裕はないと判断した。
今読めてるものだけが私の武器だ……。

ISBNで取得する関係上、電子専売の作品を選べなそう(確認はしてない)なのがちょいと残念ではありましたが(追記:別ページで「電子のみの作品には投票できない」と明記されてました)残念。
と言うことで、読了作品の中から10作品選ばせてもらいました。
詳細は下記。

1、グリモアレファレンス 図書委員は書庫迷宮に挑む 佐伯庸介 【20下ラノベ投票/9784049130751】
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広大な地下迷宮を擁する、宇伊豆学園併設の図書館。
図書委員の一部は探索チームを結成し、外部の研究者などから要求された希書を探す活動を行っていた。報酬目当ての競争なんかもあるようですが。元冒険家の主人公は、探索できればいいというタイプで。地図を作ったり、他チームの救助をしたり。
魔獣なんかも出ますが、探索チームは特殊能力のある魔書を携えていて。
おまけに迷宮から出れば負傷も治るともあって、深刻になりすぎず適度にファンタジーを楽しめる良作。



2、今はまだ「幼馴染の妹」ですけど。(3) 3年分の「ありがとう」だよ、先輩 涼暮皐 【20下ラノベ投票/9784040649474】
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露天商の店員をやってた小織の真実が明らかになる回。
1~2巻までの短い出番でも、気になっていたキャラだったのでメインエピソードはとても満喫したんですが……
「星の涙」の容赦のなさを、改めて突き付けられる話でもありました。
エピローグでお出しされた「許し」が、あまりにも凶悪で続きが気になるので4巻出て欲しい作品。


3、たとえば俺が、チャンピオンから王女のヒモにジョブチェンジしたとして。(2) 藍藤唯 【20下ラノベ投票/9784040737454】
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WEB発ファンタジー。
生まれ持った「職業」によって、進路がほとんど決まってしまう世界。
そんな中でさげすまれる「無職」であるフウタは、実力でコロッセオのチャンピオンにまでなったものの……戦い方に花が無いと言われ人気はなく。
迷う中で、経営者の甘言にのって八百長に手を出してしまい、追放され。
流浪の果てに、彼の力を評価してくれる王女に出会い、メイドにかつての失敗を叱られて。
自分の在り方を見直した後の彼には好感が持てますね。WEB版もチマチマ読み進めてます。
好きなキャラは独特なテンポが癖になるメイド。


4、美少女と距離を置く方法 1.クールな美少女に、俺のぼっちライフがおびやかされているんだが 丸深まろやか 【20下ラノベ投票/9784865547177】
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WEB発ラブコメ。
「一人」でいる事を選んだ選択的ぼっちを自称する少年。
そんな彼が、ひょんなことから美少女と評判の、橘理華と接点が出来て。
趣味が似通っているなどの似ている部分も発覚し、次第に意識していくように。
1巻で告白して付き合う所まで行ってるので、かなりテンポが良くて読みやすかったですね。



5、お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件(3) 佐伯さん 【20下ラノベ投票/9784815607418】
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こちらもWEB発のラブコメ……と言うには、コメディ薄目の恋愛色強めですけど。
2年生に進級して、晴れて同じクラスになれた真昼と周。
けれど、学校では関係を伏せている関係上、表立って交流は出来ず……拗ねている真昼がとても可愛かったですね。
のけものにされているみたいでいやです、と嫉妬してるのが良い。
……周も相変わらず天使様を大事にしてますけど、どうしてこれで付き合ってないんだ……。
じれったくて甘くて、見ている分には幸せですけど、関係を確立してあげてとも思ってもどかしくなる。


6、竜と祭礼(3) ―神の諸形態― 筑紫一明 【20下ラノベ投票/9784815607463】
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杖職人見習いのイクスが、魔法杖職人の祖であるレドノフの伝説が残る街に、杖を作るために訪問。
折しも、故郷に戻るために和歌を継げたはずのユーイもその街に滞在していて。
それぞれの課題に向き合っていて、相手がいる事にしばらく気付いていませんでしたが。
あるトラブルが浮上し、二人の道が交差する事になって。
職人見習いとして、正しく悩んでいるイクスの在り方が好ましくて良かったですねぇ。


7、天才王子の赤字国家再生術(8) ~そうだ、売国しよう~ 鳥羽徹 【20下ラノベ投票/9784815608880】
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相変わらずウェインの神算鬼謀が恐ろしいと言いましょうか。
それでも、今回は結構彼の予想通りに進んでいた感じはありますよね。
同盟相手に不幸が起きたりはしていましたけど、それを乗り越えて目的を達成している辺りは流石。
……向こうに回した相手も謀略家で、詰め将棋みたいに出来たのが大きいでしょうけど。
ある意味で2巻のバカの方が、予想できないという意味で強敵だったのでは……。
まだまだ火種はくすぶっていますし、今後の展開にも期待。


8、わたしが恋人になれるわけないじゃん、ムリムリ! (※ムリじゃなかった!?) (2) みかみてれん 【20下ラノベ投票/9784086313797】
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みかみてれん先生の、ガールズラブコメディ!
王塚真唯より、沙月さんの方が好きだな……思った以上に面白い性格をしていた、と言いましょうか。
手段を選ばない所とか、思い切りの良さとかいいですよね……。
れな子の好き発言に戸惑っている紫陽花さんも可愛くて良かったです。3巻楽しみ。


9、Babel III 鳥籠より出ずる妖姫 古宮九時 【20下ラノベ投票/9784049135398】
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全人類読んで!!!
2巻で悲しくも打ち切られてしまった電撃文庫版から時が流れ……
ついに描かれた、キスク編ですよ! 表紙のオルティアが麗しい。
異世界に迷い込み、手助けしてくれるエリクと出会って。ファルサスについてからは王様から疑いを受けてハードモードでしたが。
今回はエリクの手助けもなく、単身で。それでも退けぬ時があるのだ、と啖呵を切る雫の逞しさが頼もしくもありますが、ハラハラもする良い按配の物語です。



10、その色の帽子を取れ ―Hackers' Ulster Cycle― 梧桐彰 【20下ラノベ投票/9784049133295】
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サイバーセキュリティをテーマにした、男たちの想いのぶつかり合いを描いた作品。
共に学び、防犯用のソフトを作った友人・サクが消え……
その痕跡を探しながらくすぶっていたシュウは、持ち込まれた依頼への対応する中で、彼の影を見て……。
セキュリティやらプログラムの知識はあまりないんですが、それでも楽しめました。
技術が発展して便利になるほど、それが悪用された時に受ける損害も大きくなるのだ、と文明社会の怖さを感じる話でもありました。