「――遊びの邪魔だから黙ってなさいと言っているの」
細音啓先生の新作!
暇を持て余した神々によるゲーム「神々の遊び」に挑む人類。
神様たちは暇つぶしが出来るし、勝利する事で人類側にも恩恵がある。
人類は遊戯に3回負けると挑戦権を失うが、逆に10回勝利する事で「神の栄光」――内容不明ながら、願いを一つ叶えてもらえる――とされていた。
しかし、これまでの歴史の中でも10勝を達成した存在はない。それを目指して各地で奮起している人々も多いようです。
……これ10敗しても失うの挑戦権だけで、持っていた現実でも使える神呪とかはそのまま残るのだろうか、ってのはちょっと気になった。読み逃したか、次回以降のネタかな……。
主人公のフェイは、神々の遊戯に3連勝して注目されている少年で。
そんな彼はある日「元神様」だという少女と引き合わされて、コンビを組むことに。
二人が純粋にゲームを楽しんでいるのが伝わって来て、見ていて楽しいですね。
顧みるに他の人類はそこまで心に余裕がないというか。神々という強大な相手に挑むって状況で、可能性を検討し対策を練り実行する冷静さを全員に持て、と言うのも無茶ぶりですけどね。
これまで攻略者が出ていない神様に当たっても、しっかりと考えを巡らせるフェイのゲーマーッぷりが楽しい作品でした。
しかし猶予が3敗となると、今回フェイが獲得したアイテムってマジに使い道がないのでは……。