「…そういう訳なら私も同行したい」
扉絵が「たとえば」シリーズじゃなくて、困惑するエイセツなのちょっと笑ってしまった。「何 何したらいいの?」じゃないんだよな……。
トウカ・ベルガットの手の者が領内に残っているのでは、という情報がツルバから齎されて。
けれどツルバ達が忠誠を誓ったとは言え、長らく北の癌であったベルガットからの情報で身内を疑うのは問題があって。
そこで、夜会に現れたゼンの臣下であるオビと白雪に、ツルバとの仲介を頼みたいとのことでしたが。
二人を利用しようとしたのは間違いが無く。白雪たちの態度が固くなったりもしてました。交渉としてわざと強く見せた感じはしますけどね。
エイセツの方も、自分が好まない手段を取っておいて好まれようってのは虫が良すぎる、みたいに悪ぶってますけど。
その後、情報収集してきたオビから「リエラ夫人って知ってます?」と聞かれて「いや知らないな ごめん」ってやりとりしてる場面とかは笑えますし、なんだかんだユニークな人だと思います。そこまで嫌いじゃない。
一方で、白雪たちにも別口で相談が持ち掛けられて。
どうにも心を惑わすような香水があるとかで。二つの問題がつながっているかもしれないし、調査する事に。
リリアスの鈴やユズリにも手紙を送って協力要請してますが……ユズリの様子がおかしいんですよね。ショックを受けたのか、何かに気が付いたのか。続きが気になる。
白雪とオビが信頼しあって調査してるの、いいですよねー。