電撃大王掲載、『Unnamed Memory』コミカライズ感想です!
◇第7話「夜の透明2」
夜、オスカーが私室で書類を眺めていると、ティナーシャが来訪。
表から来ると噂が激しくなるから、と飛んで窓からやってくるあたり規格外です。
扉絵の窓からふわーっと入ってくる絵が好き。
オスカーが見ていたのは、ティナーシャに頼まれていた案件だそうで。
先のアイテア祝祭において殺された魔法士テミス。彼が殺されたのはあ、愛憎のもつれなんかではなく、何か理由があったのでは、と言うことで。
彼の研究内容について知りたかったそうです。極秘のものまでティナーシャに見せる辺りオスカーは彼女を信用してるんですね。まぁ、契約期間中はわざわざ害そうとはしないでしょうし。
ティナーシャが見た、別の不審な魔法士についても情報共有されましたが。
創作して事情を問い詰めた後、無関係だったらあとで記憶を消しておくとか言う当たりがとっても魔女……。
会話中にオスカーが部屋の水差しから水を飲んだ所、妙な甘さを感じたとかで。
それまでは饒舌だった彼が、口数が減っていき真顔になって。ティナーシャを追い返そうとしますが、逆に詰問されて。
「何を飲んだ? 答えろ」とコマとか、そのひとつ前とか、彼女の目が暗く沈んでて容赦しないぞってのが見えて良い……。
で、近づいてきたからオスカーが行動を起こすわけですが。「例のシーン」が、それまで背景も描き込まれてたのに、まっさらになるのがそれだけの衝撃的な場面だ、と言う演出になってるのが好き。
盛られた薬の正体について打ち明けた個まで、ティナーシャを凝視してるコマ、注目してる場所がアップになって生々しい……。目が点になってるティナーシャ可愛かったです。
薬が効いてる間は結構精神的に負荷かかってたっぽいのに、解呪してもらった後にしれっと「お前に媚薬が効いても俺は止めないぞ」と言える辺りがオスカーだよな……強い。