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「断言してやる。有り金全部賭けてもいい。それじゃカレンは幸せになれない」

 

BOOKWALKER読み放題にて読了。期間限定タイトルで531日まで。

森の中で拠点を確保し、双子たちと和気あいあいと過ごしていたアルディスたち。

しかし、何の因果か厄介事が向こうからやって来て。何者かに追われている集団が、近くで戦闘を行っており、止む無く介入。

事情を聴いてみると、暗殺者の集団とそれに追われた二人、そしてアルディスたちの様にたまたま居合わせて巻き込まれた行商と傭兵の集団だったとかで。

 

追われていた二人から依頼を受けた事もあり、森の外を目指して一旦協力する事に。

若い傭兵が双子に対して思う所あるようでしたけど。多くは態度を変えずに接してくれたのも良かったですね。

双子を忌む考えは宗教的なものだそうですが。その教えを広めている教会が、治癒魔法を使える人材のほとんどを抱え込んでいるのもあって、表立って指摘する者が少ないそうで。

どうしても主人公たち寄りの目線になってしまうのもありますが、ネーレの物言いとかを考えると、教会怪しくない? って思ってしまうな……。

 

森の中で魔物や暗殺者集団の襲撃もありましたが、概ね危なげなく撃退。

アルディスに護衛依頼を出した二人の抱えていた事情を知る羽目になって、流血沙汰になる場面もありましたが。

ピンチとは特に感じなかったかなぁ。アルディスのスペック高くて、大体の事片付けられるのが大きい。

WEBは未読ですが、書籍とはまた違ったルートを辿っているそうで。今回登場のオリジナルキャラクターがヒロインらしいヒロインと称されていて、ネーレ、ヒロイン枠じゃないのか……って思いましたが。実際、頼りになる相棒みたいな存在だもんな……。

 
サブタイトルでバレてるので触れますが、双子に加えて、秘匿された狙われている皇女なんて存在を傍において、アルディスもお人よしが過ぎるというか。
まぁ、主人公に好感が持てるのは良い事ですけど。世界観設定が不条理で、打破する見通しも立たず旅を続けるって流れになると、物語の起伏がなくなって大変そうですがどうなるのやら。