「俺が強くなればいいんだ。もし、皆を守るために……バッドエンドを迎えないようにするために魔王を倒すほどの力が必要ならば、俺は世界最強になってやる」
略称は「マジエク」なあたり、「マジカル★エクスプローラー」がタイトルで、エロゲの友人~以降がサブタイトルになるんでしょうけど、表紙だとそっちの方が目立ってるんですよね。
プロローグの情報を大体詰め込みました、な長文タイトル系。なろうからの書籍化でWEBは未読。
気がついたら、好きなエロゲの友人になっていた主人公。
「瀧音幸助」としての意識・記憶はなく、純粋にゲームをプレイした経験のある若者視点で進みますが。家族を亡くし、魔法使いであったがために保護される事となって。
ゲームの舞台にもなる学園のトップが、幸助の母の従姉妹だったとかで彼女の家に招かれることになって。
ダンジョン探索・戦闘要素も盛り込んだエロゲの世界で、魔法が使える事にテンションを挙げて。
折角だからと特訓を開始。ゲームをプレイしてたから、自身の適正なども把握していて、必要な方向に専念できるし、出来ない事があっても不貞腐れたりしないのは清々しくていいですね。
設定的にも「エロゲだとこんなことあるよね!」なネタが多いので、その辺りの文脈を把握出来てる人の方が楽しめる作品かなー。
ゲーム本編開始前の時間軸に彼は覚醒しましたが、ヒロイン達との接点が出来て。
トラウマイベントの回避をした結果、ゲームとは違うタイミングで異変が生じたりと、やはり転移・転生者がいるとシナリオ通りには回りませんねぇ。
それによって中々危ない場面もあって、最強になろうと決意していましたが。さて、どうなるのやら。現状だと刺さるヒロインが居ないなぁ。