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「あなた、まだ遊戯が怖いかしら?」

(略)

「――――あたし、もう遊戯が怖くなんかありませんっ!」

 

彼らの活躍によって他のチームが奮起して、遊戯に挑むための像に予約が殺到。早くても1か月待ちという状態に陥ってしまって。

けれどレーシェはもっとゲームをしたいと燃えている状態で……他都市からの正体を受けて、他都市の使徒とのゲームをするって言うのが意識から抜けてたのでびっくり。

フェイが強すぎて、既に5勝を稼いでいる状態なのをどうするんだろう、という気持ちもあったので、こういうゲームの展開の仕方は面白かったですね。

 

VS人でそれぞれのキャラを見せつけた後、協力プレーで神々の遊戯に挑む流れが綺麗でした。前のゲーム経験も無駄にしていないのが、尚更格好良かった。

パールが少し積極的になったと言うか、自身を持って振る舞ってたのもチームとしての結束が強まってる感じしましたし。ただ、今回の「遊戯」みたいに神様の想定ではもっと参加者が居るべきゲームに挑むとなると、やっぱりもっと仲間が居るんだろうなぁというのはひしひしと感じた。

 

あと、1巻読んだ時点で気になっていた「3敗してゲームから脱落した使徒の神呪は、現実で仕えるままなのか問題」の答えが出たのも個人的には嬉しかったですねー。

しっかり使えるそうです。使徒を退役した後は危険な外の世界に出て開拓に従事して、今の時代があるとか。

 

神々の遊戯の難易度故に人類の敗北率が高く……その全てが、納得のいく終わりを迎えられたわけではなくて。

挑戦の果てに負けたのではなく、降参によって3敗目を獲得し使徒ではなくなった、という少女の葛藤も頷ける部分はある。

 

それでも、基本的にはどこかで妥協して支援なり開拓なりの道に進むのでしょうが。フェイの輝きに惹かれて近づいてきた、ネルのこと結構好きですね。

終盤に明かされた特殊な神様の存在も、神々が暇つぶしで「遊戯」を開催しているのを思えば居てもおかしくないのか。

かなり気になる引きをしてるので3巻出て欲しいですねー。今から期待して待ってます。