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「つまり――それに相応しいモノを見つけ、そして相応しい時に指輪イベントを行いたいと思いますので、今しばらくお待ちいただけると嬉しい所存でございます」

 

BOOKWALKER読み放題にて読了。期間限定追加タイトル……でした。えぇ、追加期間は過ぎてます。せめて感想記事は期間内に書きなさい(自戒)。

 

レイスを仲間に加えて気ままに旅をしているカイヴォンとリュエ。

この世界が元々ゲームであったことや、二人が元はセカンドプレイヤー枠としてカイヴォンが生み出したことなども説明して、もう帰るつもりが無いとも伝えていました。

長年の孤独を感じているのか、どちらかの傍に居たがって抱き枕にしたりしてたり、行動力が有り余ってるレイスさん、初登場時からの印象は変わりましたが、個性出てていい感じ。生き生きしてるのが伝わってきますしねー。

 

そして、立ち寄った村でカイヴォンはオインクからの依頼を受けることに。

レン達とは違う解放者がダンジョン探索をすることになっているが、タイミングが良すぎるので探ってほしいと言われて。

アビリティの付け替えて斥候職っぽく振る舞って、上手く潜り込んでたましたが。万能過ぎるので、もうカイヴォンだけでいいんじゃないかな……とか口走りそうになる。

 

彼も氷の術の扱いに関してはリュエに劣って、実際リュエに助けられる場面が3巻中でもあったので、大体の事は対処できても手が届かない範囲は確かにあるんですよね。

……まぁ、高スペックのリュエとレイスという連れが居るので、不足した部分ですら補い合えるのでほぼほぼ敵なしって感じがしますけども。

 

パッと見で女の子に見紛う少年、ナオ。

彼はレベル的な意味では弱く、最初はパワーレベリングを行う事になっていましたが。今は駆け足でそれを行うけど、それに見合った男になろうと努力できるのは好感が持てます。

厄介な使命を授けられた状態で送り込まれたみたいですけど、カイヴォンの手料理やダンジョン探索を通じた交流で手なずけられてる様は小動物見てるみたいで面白かったです。微笑ましい。