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「まぁ、そうかもしれないですけど。でも別に、関係なくないですか? 人からどう思われたって」

(略)

「だって、本人たちが満足してたらいいじゃないですか。観客席から聞こえる野次なんて気にしてたら、ストレスばかりでやってられませんって」

 

真由は、悠太にもっと好きになってもらおうと決めて。

部屋に入り浸ったり泊まったり、ご飯を振る舞ったりで順調に彼の生活に入り込んでいってる模様。

でも、2巻のメインは高校時代からの友人である彩華の方なんですよね。

 

二人の高校時代、どういう出会いをして仲良くなり、何が起きたのか。

当時からモテていた彩華は、どうしようもなく注目を集めていたというか。告白されて、振ってを繰り返していたのもあて、孤立気味で。

悠太が気にせず話しかけて交友が始まり、今度はそこで付き合ってるのかと噂が流れて。どうにも面倒臭いというか、悠太が「くっだらね」とボヤいたシーンには強く共感しました。

 

問題が生じた時に怒ってくれる主人公は好きですよ。まぁ、その後暴力で何も解決しないと凹んだりしてましたが、現実もしっかり見えてるのはグッド。

彩華との友人関係、結構好きです。男女で一緒に旅行に行って「惚れてる?」なんて質問もして。悠太の理性は中々に頑丈そう。

 

旅行先でバッタリ真由に出くわす場面もあったりしましたが、基本的には楽しんでたようで良かった。……彼女、悠太の知らない所で元カノと遭遇したりしてるし、仲良くしてるバイトの人って言うのが、後々出て来そうないやーな予感はする。

というか、元カノちゃんが現状いいところないというか、友人に協力してもらって悠太をバレンタインのイベントに引っ張りだして、そこでまた「浮気してない」アピールをして来たり、やっぱり未練があるのだろうか。

誤解があっても、現状悠太の方が受け入れられる状態じゃないから、拗れ切った関係を改善するのは至難の業だと思うんだけどなぁ。何企んでるんだろ、って目線になってしまう。
タイトルも取ってるし、後輩ちゃんこと真由には頑張って悠太を捕まえてもらいたいですねー。胃袋は大分掴んでそうですけども。