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「その不自由を選んだのは……私の自由だ。

そして、その選択を捨てる自由があっても……私はまだそれを選ばない」

 

WEBだと蒼白詩篇として紡がれている、ユーゴーのカルディナ珍道中。

……と言うのには、ちょっと今回は死が多すぎるというか、殺伐とし過ぎる展開になっていましたけどね。

暗殺者として送り込まれてきたメイドを食べて、情報源にしちゃってる辺りA.RI.CAは本当にもう……。

 

カルディナの首都は、初心者のスポーン地点に不向きだとして、第二の都市であるコルタナが初期地点に設定されてるそうです。

そしてそんな街の市長が珠を所持しているという情報があって……。回収任務に従事しているユーゴー達や、情報や珠を求めて〈IF〉のサポートメンバーになった張だとか、在野の〈超級〉が集結するんだからおっかない。

 

新たなメイデンのマスターにして〈超級〉の【冥王】も登場。

後書きでも語られていますが、レイと対になるようなデザインらしいですね。いずれ相対する事になったりするんだろうか。

流石にその時にはレイも〈超級〉になってないとキツそう、というか。ペルセポネの必殺スキルが、特典武具をリソースにしてるとはいえ厄介な性能してるんだもんなぁ。

ただ契約があるっぽいので例えば今回使ってた切り札は、レイと個人戦する状況に陥ったとしても切れないと思いますが。……〈超級〉の切り札が一枚だけの筈ないんだよなぁ。

 

あまりにもリアルすぎるこの世界に縛られてしまった【冥王】の在り方は、痛々しくて仕方がないので、適度な付き合い方を出来るようになってもらいたいところですけど。

割り切れるんだったらメイデンのマスターになんかなってないんですよねぇ。

今回ユーゴーが出会ったエミリーなんかもそうですけど、抱えているものが重いキャラが多すぎる。叶う範囲で救いがあって欲しいとは思います。

そして、17巻はついに完全書き下ろしのエピソードになるそうですし、レイとジュリエットの絡みがありそうなのは楽しみです。