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「戦争はするしかないでしょう。そのうえで、まともに戦わずに済む方法を考えますよ」

(略)

「まったく戦わないのは無理ですが、双方の犠牲が最小限に住んで、戦争を終わらせる方法を取ります」

 

BOOKWALKER読み放題にて読了。期間限定タイトルで331日まで。

異世界転生の際に「卓越した知性」という特殊技能を授けられた主人公ハルト。

初期はそれをまとめた本を出したりしていたようですけど、識字率の問題もあって広まらず。

閑職である地方の書記官に潜り込んで、ダラダラと自堕落な生活をしていたものの……上司が無能で、敵の挑発に乗ってしまい戦闘状態に入ってしまったのが誤算で。

 

街の防衛隊長に残った少女に、せめて人々の命だけでも助けたいと懇願されて、逃避行の為に動き始めて。

魔術はあるけれどそこまで利便性が高くない世界で、銃火器を作り出して対抗するって言うのは厄介だなぁ。

ただ主人公が知識チートで秀でているのはいいですけど、敵キャラに格があるのが少ないというか。周囲に想定が甘いキャラが多いので、そこはちょっと残念に思いましたね。

 

救国の英雄と祭り上げられたからには、軍に入って協力してくれるだろうと甘い計算をする宰相とか。

難攻不落の城砦を打ち破れば戦争が終わると信じ切っていた考えが甘い姫様とか。

夢のような話に乗って戦争に踏み切る王子と、彼を焚き付けた調子が良い書記官とか。どうにも、ねぇ。最悪のパターンを考えるくらいの事はしてほしい。

そういう意味では、帝国皇太子が主人公の才覚を認めて招き入れようとしたあたりとか、わざと内側の反乱分子を決起させて叩き潰してる辺りとかは良かったですけどねー。