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「悪いが、次に死ぬのは少なくとも千年先の予定なんでね。死に方を決めるにはちょっと早いかな」

 

BOOKWALKER読み放題にて読了。期間限定タイトルで331日まで。

学院に潜り込んでいた人類の敵・魔族を撃退したマティアス。詠唱という非効率なシステムを広めたのも彼らだろうと推測していましたが。

実際、国の中枢にも潜り込んでいたり、諜報用の魔法仕込まれたりしてましたから間違ってはなさそうな雰囲気。

 

魔族に対抗できる実力・知識を持った存在が居ることが、敵に筒抜けになって。

先んじて叩きに来るのが賢いはずですけど、足並みを揃えられない辺り敵としての格が低い。……まぁまとまって来ようとも、マティアス相手に善戦できる未来があまり見えませんけどね……。

 

突然現れた実力者で、今は失われている知識をもったマティアスって、正直かなり怪しいと思いますけど。魔族を撃退したこととかもあるからか、第二学園のトップや国王陛下からの評価が高いのは良いですね。

 

対抗策として用いる結界に必要な資材を探すためにダンジョンに踏み込んで、パーティーメンバーの底上げも図ってましたが。どんどんルリイやアルマもどんどん常識はずれになっていって笑えます。

ダンジョンの壁を壊して金属採集してる挿絵とか、凄い楽しそうでしたし。

 

敵の所在に辺りを付けた後、マティアスが移動手段を確保しに行ってましたが……前世時代からの知り合いな龍を足代わりにしようとか、スケールがデカいというかなんというか。

別の場面では『異常なのはいつものことだから、放っておいてください』とか言われるだけの実績を、いくつ積み立てる気なんでしょうね……。