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「ですので、私はこれから毎日幸せですよ。……私は幸せ者ですね」

「それは俺の台詞のような気がするんだけどな」

「ならお互い幸せで万々歳という事ですね」

 

ついに付き合い始めることになった真昼と周。

これまでも十分にいちゃついていたので、いざ交際するとなったらどうすればいいのか、と迷う場面も冒頭にありましたが。

無理に形に嵌めないでも自分たちなりの関係を築こう、と落としどころが作れたのは良いですね。

 

そして、周は「例の男モード」での真昼と手を繋いで一緒に登校を始めたり、学校でも付き合ってるのを隠さないことに

まぁ体育祭で大々的にアピールした以上、「付き合ってないんだよ」と言っても嘘くさいですけどね。……付き合ってもおかしくない距離感をしばらく続けてきたのは、確かですが。

気を抜くといちゃつき始めて、周囲があてられてるのは正直笑った。この二人は本当にもう……見ているこっちも砂糖吐けそうでしたけどね!!

 

真昼と周がお互い大好きで一緒に居るけれど個人の時間も必要だろう、という適した距離を保っているのは、個人として尊重してる感じがとても良い。

イメチェンを果たしたことで周は他の女子たちから話しかけられることが増えたり、真昼が今までの天使様とは違う女の子っぽい顔を見せることで人気を集めたり、それぞれが嫉妬する描写も挟まったりしてましたが。どっちも相手に巨大矢印向いてるから、浮気とかの心配はないって。……それでも、妬む気持ちが湧くのが人間ではありますが。

 

プールでデートしたり、周の帰省に真昼が付き添ったり。

二人でいると本当に幸せそうで、その二人の世界が交際を始めた事で広がり始めた感じがしていいですね。

帰省した先で周は過去のトラウマと対峙する事になってましたが、落ち着いて対処できてましたし。過去を踏み越えた以上、今と未来をこれまで以上に大事にしていって欲しいですね。

今回も堪能しました。