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「最初に召喚された あの日 召喚したのがアウラじゃなくてオクタヴィアさんだったら…俺は今頃 この世界にいなかったってこと!」

 

この世界について学ぶ必要があり、ゼンジロウに家庭教師がつけられることに。

つまり彼は今回教えを乞う立場なんですよね。部屋にやってきた教師役の女性を立って出迎えてしまうの、分かるわぁ。

でも、彼は王族になったのでそれだと「軽く見られる恐れがある」って指摘が入って。こんな感じで、歴史や魔法の知識を付けつつ、マナーのチェックも入るそうで。聞くだけでも面倒臭いというか、肩が凝りそう……。

 

でも、それが必要なことを理解してるし、アウラに惚れ込んでるからやってのけるんだよなぁゼンジロウ。

彼の独占欲を感じて、女の喜びを感じてるアウラが可愛いですね。彼女、男性優位の世界で女王であろうとしてる女傑なんですが夫の前で魅せる表情は柔らかくて良いのです。

 

再度こちらの世界に来るとき、ゼンジロウは様々な品を持ち込んでいました。暑さが激しいこの世界に馴染むための冷房器具とか、発電機とか。

贈り物の指輪やらなにやら。そんな中に、ガラスを見た覚えが無かったから、と持ち込んだビー玉があったわけですが……それが思わぬ交渉材料になるんだから、人生万事塞翁が馬というか。瓢箪から駒と言うか。

何がどう転ぶか分かりませんね。ゼンジロウもまだまだ完璧じゃないというか、彼がどうして王配に選ばれたのか、という部分を病床のみだったとはいえ零してしまったのは痛い。……ま、いずれバレた気がしますけどねぇ。