ico_grade6_3

「女王としての私は誰よりもそなたを信頼しているし

 妻としての私は誰よりもそなたを愛している」

 

プジョル将軍が、ガジール辺境伯家の女性と結婚することになって。貴族の家同士が結びつくイベントなので、当然アウラにお伺いを立てることに。

「結婚」一つを活かした交渉パートは割と好きです。易々と認められないからこそ、特例とすることで相手への貸しと相殺するとか、考えることが多いわ。王配として振る舞えているゼンジロウの頑張りが分かりますね……。

 

王族が祝っていることを明らかにするため、アウラかゼンジロウが顔を出す必要があり……それは実質的にゼンジロウの派遣を意味している。

更に、結婚式ともなればパートナーを連れていく必要もあって、それを誰にするかは側室問題に絡むためにややこしい。

そうやってアウラが頭を悩ませていた所に、フレアが爆弾を放り込んでくるんだから驚きです。

 

自分の身も交渉材料にしてくるあたりはフレアも強かな王族だなぁと思います。

ただ実利ばっかりの話でもなくて、女性だからと侮ることなくその功績を称賛してくれた彼に好感を抱いている、という感情面も響いていたとかで。中々にお目が高い。そういう観点ではゼンジロウは優良物件ですよねぇ。

女王アウラとしても捨て置けない交渉をしてきて、側室入りを認めても良いって状況を作ったのはお見事。ゼンジロウもくすぶってはいましたけど、モヤモヤを振り切るために意地を見せたのは彼らしくて良かったのでは。