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「……自分で選んで、わたしたちの人生を狂わせたわけではない……同じなのだと気付きました。あなたは、あわたしと変わらないのですね。普通ではない運命を背負わされているだけの……普通の人です」

 

実は魔族と通じ、魔王復活を目論んでいた国家騎士のアリシア。

彼女は報告のために一時帰還してましたが、両親との不和。王様は愚者ではなさそうですが、周囲の者が抱いている亜人蔑視思想の影響は受けていて。可もなく不可もなく、というか。

その後、魔王崇拝者と見做したら拷問してでも「そういうこと」にして殺す聖騎士が出てきたせいで、人族に希望があまり見いだせなくなったんですが。

 

アリシアの両親が、彼女に「理想の子供の暮らし」をしてほしがって、勝手に部屋に入って本を捨てたりしてるのは正直引いた。いや、思想的にヤバいから手を出さないでほしいというのは分かりますけど、立派に仕事してる娘の留守中に部屋に入って、私物を捨てるな。そういう積み重ねがあって、人類に期待しなくなったのでは? と穿ってみたくなるぞ。

 

一方、ディアブロ達には魔人エデルカルドが接触し、レムの中に居る魔王を復活させる手段について伝えてくるイベントが発生。

レムを殺しても確かに封印は解けるが、完全な魔王の復活を望む彼女からすると、ディアブロに協力してもらった方が良い、という判断のようでしたけど。

いざ封印を解いてみれば、現れたのがビスケットで餌付けできる幼女っていうのがまた。手を出しさえしなければそのまま穏やかであったでしょうに。

 

魔王崇拝者、聖騎士なんかが藪をつつくもんだから蛇が出て来て、まーた地形に被害が出てましたよ……。

暴走しかけた魔王を止めて、シルヴィにも妥協させて。一息つく時間くらいは稼げたと思いますけど。復活を阻止された魔人が黙ってないんだよなぁ、というか。厄介事がまたしても向こうからやってきそうで、慌ただしいですね。