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「その問題にわたしが立ち入っていいものかどうか判断しかねるからな。夫婦といえども、別々の人生を生きてきた人間なんだ。それに――メルヴィンがいみじくも行っただろう。誰にだって口にしたくない昔の一つや二つある」

「あんたにも?」

「そりゃあ、あるさ」

 

キレたジャスミンとケリーを同時に敵に回すとか、この二人を良く知っていると絶対に選びたくない選択肢ですよね。

ギリアス海賊団は本当に愚か……彼らの辿った結末を思うと、財閥の幹部たちがジャスミンを排除しようとしてるのは無謀も良い所だと思います。

キングと呼ばれるだけの理由がケリーにはあるんだよ、と言うのがありありと示されましたが。クライスト、ギリアス達の事を馬鹿と思いながら自分の目的のために組したわけだし、彼は彼でなんだかなぁ……。

 

敵対した上、自身の過去に土足で踏み込んできた敵を誰一人逃すつもりはない、と殲滅戦に移行したケリーは凄かったですね。

その力を見て、ゴールドマン船長はケリーの素性に気が付いたようですけど。あくまで昔聞いた噂話、という体裁で済ませるの好き。

 

……一方、賢明だった船長とは違い、ケリーの過去を暴こうとする人まで出て来て。

かなり危ないところまで行ってましたが、なんとか制止が間に合ったのは一安心と言っていいのかどうか。ケリーが追加の爆弾投げてくんだからおっかないですね。

騒動がひと段落して帰還しようかと思ったところで、ジャスミンの敵が活動をスタートして、被害が出ることに。猛獣の尾をどうして踏めるんだろう。