昨年に引き続き、このラノ協力者として参加させていただきました。
今年は幅広く投票しようと思ったので、作品に投票したタイトルからはキャラクターに入れない縛りで、新作・既刊問わず選出しました。

【作品】
1、『BabelⅣ 言葉を乱せし旅の終わり』
シリーズ完結巻! これを逃すと投票できない、という気持ちが無いとは言いませんが……この巻で明らかになる秘密が本当に初見時に衝撃を受けたので、どうしても投票したかった。
異世界に迷い込んだ女子大生の雫。幸いにして言葉は通じたために、生活は出来ていましたが。多くの困難に遭遇し、それでも人としての矜持を示した彼女の在り方が、本当に素敵です。
公式の宣伝PVでも使われている「異世界で言葉が通じるのって、不思議だと思わない?」という言葉の回答を、どうか見て欲しい。



2、『春夏秋冬代行者』
上下巻同時発売の作品ですが、このラノはシリーズ単位の投票なので迷わず済むのは助かりますね。
四季の代行者として選ばれた現人神たちの物語。代行者と従者の関係が、春夏秋冬それぞれで異なり、でもどの主従もお互いを大切に思っている関係が尊くて素敵です。
より効率的に運用するべく四季庁って機関も設けられているようですが……組織の常と言うか、買収されてるような輩も潜り込んでいる辺り度し難い部分もありますが。汚い部分もあるから綺麗な描写が光るのも分かるから難しい。刊行直後に話題になったのも良くわかる。



3、『サイレント・ウィッチ 沈黙の魔女の隠しごと』
人見知りで人前で上手くしゃべれないから、って理由で人類発の「無詠唱魔法」を編み出してしまった天才少女モニカ。普段は小動物のようですけど、好きなことには饒舌になったり、魔法行使する時はその実力を見せつけてくれるギャップが魅力的。



4、『川上稔 短編集 パワーワードの尊い話が、ハッピーエンドで五本入り(1)』
電子限定の『電撃文庫BornDigital』で刊行された、川上稔先生の短編集。ラブコメ1~2巻が先に刊行されたんですが、個人的には尊い話1巻収録の「ひめたるもの」の王様と書記官の関係がとても素敵でオススメ。



5、『グリモアレファレンス』
地下に広大な迷宮が広がる宇伊豆学園。その存在を知った主人公が、未知を求めて迷宮に挑む探索委員を描いていますが、主人公の能力が探索特化型と言うのが新鮮に映りました。
より先を目指すチームが多い中で、マッピングと救助を行う彼のチームは特殊な存在で、諍いに通じたりもしますが。2巻とか男同士の結託があったり、愉快なエピソードも挟まっていて、楽しい作品ですね。



【女性キャラ】
1、瀬名紫陽花
『わたしが恋人になれるわけないじゃん、ムリムリ!(※ムリじゃなかった!?)』3巻でメインヒロインとなった少女。1巻の時から可愛かったですけど、れな子が天使と称する彼女もまた一人の高校生の少女であって、等身大のお姉ちゃんな部分だとか。ままならない想いとかを抱えているのが描かれて、魅力が増してました。




2、生原小織
『今はまだ「幼馴染の妹」ですけど。』3巻で抱えていた秘密が明らかになった少女。
1巻の時から、彼女の持っている独特の雰囲気が好きだったんですが、3巻では新しい顔を見せてくれてましたね。発売予定が出た4巻にも出番あるらしいので、楽しみです。



3、マイカ
『フシノカミ』にて、夢を追いかける主人公に惹かれ、彼を幸せにしようと努力の出来る格好良くも可愛い少女。自分の初恋を大事にして、諦めなかった彼女が好きです。
今年の2月くらいにコミカライズが始まって、本編1巻あたりのエピソードが描かれているんですが幼少期から可愛いんですよね……。



【男性キャラ】
1、通り禍のクゼ
『異修羅』4巻で描かれた、暗殺者である彼がなぜ公の場で行われる六合上覧に参加したのか、という真意がとても重くて、それを実行できてしまうのが悲しくもある。飄々としたキャラが、こういう決意をする描写好きなんですよね。



2、フェイ
『神は遊戯に飢えている。』シリーズの主人公。神々を相手どって行うゲームで、前人未到の九勝・十勝を目指していて、目標のために全力な彼の在り方は見ていて心地よいです。3巻で見せたクレバーな判断も好き。



3、鳴沢八尋
『虚ろなるレガリア』の主人公。魍獣と呼ばれる怪物が跋扈するようになった東京で戦ってきた不死者の少年。まだまだ未熟なところがありますが、伸びしろが多いって事ですし今後に期待。



【イラストレーター】
1、はねこと
『お隣の天使様にいつの間にか駄目人間にされていた件』3~5巻、『ちっちゃくてかわいい先輩が大好きなので一日三回照れさせたい』2~3巻が対象……なんですが後者は未読。なので、『お隣の天使様』好きなので選出。
ヒロインの真昼の服装や髪形のバリエーションが豊富で、イラストごとの魅力がある作品。



2、chibi
『Unnamed Memory』6巻が対象。
4巻以降「Act.2」となり印象の変わったオスカー・ティナーシャをしっかり描いてくれたり、幼いルクレツィアなどファンが喜ぶイラストを描いてくださっていた。



3、Riv
『精霊幻想記』17~19巻が今季の対象巻。
女の子がみんな魅力的で、17巻特装版の表紙に描かれたデフォルメキャラも可愛かったです。