「…そうだな 魔術師なんて自分本位で救いようのない悪党だ
良識を求めるほうがどうかしている」
「だが… お前は必ず殴る」
ビフロンス主催の船上の夜会。
そこでビフロンスは「魔神の残滓」と称する泥を召喚して。
魔王の夜会に参加するような腕利きの魔術師でも、油断すれば狩られる脅威を用意した上で、結界で逃げ場を封じて反応を楽しもうとか、悪辣~。
さらに泥はネフテロスを取り込んで……自分と似た少女を助けたいというネフィの要望に応えてザガンは力を尽くします。
ザガンがバルバロスに命令ではなくて、シャスティル達のフォローを頼んでる場面とか。その在り方を見てキメリエスやゴメリが協力してくれたりだとか。
「誰に使われるかは…選べるよな…」のっていってるキャラ、本編読んでる人にはわかるけどシャックスじゃないですかね。こういう小ネタ盛り込んでくれるコミカライズ好き。
そして勝手に共闘してる魔術師たちのシーンも好きですけど、ザガンが「泥だけ焼いた」シーン。アレは確かに外から見てるとネフテロスが死んだと思えるよなぁ。
実際はぶち抜いた直後に治癒魔術使ってる上、重要な臓器や神経は傷つけないように気を配ってる超絶技巧なわけですが。
真相を知ってるザガンが困惑して泣いてる周囲に対して「えーっと…」みたいな目してるの、正直笑えた。
今回で書籍3巻のエピソードまでコミカライズされましたが、巻末には次章の予告が乗っていて一安心。絵柄も好みのシリーズが続いてくれると嬉しいですよね。楽しみ。