『貴方がドイル君にしてあげられることは、彼に追い衰えた力を晒してその力を自覚させてあげることと、枷をつけようとする大人達を退けることだけです』
BOOK☆WALKER読み放題にて読了。期間限定タイトルで9月30日まで。
精霊のラファールと契約することが出来た上、セルリーの師事を受けて魔力量も増えたり順調に成長はしている模様。
今年度の合宿は、昨年の魔王騒動を受けて王都での警備に交代で参加する事になったようですけども。騎士団の雑務に参加しつつ巡回を行ったりする、と。
ドイルはここでも真剣に訓練をしていますが。
……幼少期の彼に目をかけていた近衛騎士団部隊長視点の話がありましたが、彼の今の力は認めつつ、それだけの才能があったのになぜ道を間違えたのかと、思わずにいられない面倒な大人が多いなぁと思ってしまった。
祖父のゼノも、かつてつけていた監視を解く位にはドイルのことを信用しつつ、無理はするなと言ってきますし。
この状況においては、セルリーが「今更できることなんてありませんよ」とバッサリ切り捨ててくれたのが、個人的には良かったですね。
ドイルはもう自ら判断して問題解決に乗りだせる人材なわけですし。気を遣った周囲は彼に渡る情報を抑えようとしてますけど、それを察知して情報集めて独自の伝手を作ってくるような子なんだから、行動制限しようとしても無駄だよ……。
今回、ラファールの知り合いの水の精霊と契約までしたし、傭兵団を雇い入れたりして自分以外の戦力も拡充してるし、どんどん穴を埋めてる感じはします。