「…私は 貴方以外を守る義務はないです」
「そんなことは承知している」
6話~10話までを収録したコミカライズ2巻。
夜の透明編全部と、湖の畔1~2までが描かれているわけですが。宮廷魔法師姿だったり、剣の特訓に参加するために動きやすい服+髪をまとめたスタイルだったり。完全武装状態だったり、服装が変化してるティナーシャが本当に可愛くて、コミカライズ最高って感じですね!
8話とか日中は白い服着てたっぽいのに、夜犯人を追及しに行く場面では、何度か出てる黒服に着替えてるのは、やっぱり闇に紛れたかったからなんだろうか……。
宮廷魔法師の仕事を受ける場所で、わーわー言い合いして「いつものやつだ」「お気に入りなんでしょうな」と受け止めてる周囲のモブ魔法師たちが笑えて好き。
他にも、媚薬盛られた後「何?」って言ってるとき目が暗くなって呆れた風味だしてるのとか、「私に魔法薬は効かないんですよ!」の吹き出しに描かれた「バカ!!」とかティナーシャの表情、オスカーと一緒にいるとコロコロ変わるので本当見ていて楽しいですよね。
でも、そうやってふざけているのも彼らの素ではあるけれど。どちらも王太子と魔女という力ある者として、相応しい振る舞いもちゃんと出来るというか。
覚悟を決めて進むときの表情とかもあるので、そういう描き分けがされてるように思えてとてもいいですねー。
巻末には書き下ろしSSで「魔女の横顔」が収録されてます。オスカーとティナーシャのやりとり、楽しいですよ。