「其方が確実に貴族を目指すならば、この冬しかない。どれだけ苦しくても負けるな。今しかないと、心に刻め」
恒例の口絵、表紙、関連イラスト、ラフ画ギャラリーからスタート。
女神の化身Ⅴの、地下書庫口絵がマインが虜になるのも分かる神秘的な感じがして好きです。いやまぁ、マインの場合は本があればどこでも天国にできそうですけど……。
ジュニア文庫版の表紙袖に描かれたらしいデフォルメキャラ達が可愛くて、ここで見られて良かったです。
初見だったクリスマスポストカード2020とか2021年4月キャンペーンカードのイラストも好き。
書き下ろし短編はディルク視点の『貴族になるための準備』。
子供向けの魔術具を与えられて、それに魔力を貯める為に準備が進んでいく感じですが。
ただの孤児が貴族になろうとしてることに、周囲からは厳しい目を向けられてます。
魔力を貯めるのも間に合うかどうか。最悪の場合はマインの様に、歳を一つ誤魔化す可能性もメルヒオールから示唆されたようですが……ローゼマインが去った一年後どうなってるかは分からない、とダームエルに言われて奮起するのが良いですね。
香月先生のプロットまで乗ってて2度美味しい。
ドラマCDレポートの後に、今回のQ&A。
本編も進んできたのもあって、神々関連の質問が多かった印象ですね。
ローゼマイン視点だと領主家やカルステッド邸でもペットを飼っていないが、実はあまり一般的ではないのか、的な質問に「精神的な支えになるため、主要キャラになってしまう」というメタ搦めた回答が出てきたのは笑いました。
それ以外にもローゼマインは城と神殿を行き来するから面倒みられないとか複数の理由も挙げられてましたけども。
驚いたのは、国境門の外にある外国。てっきりユルゲンシュミットの外にある国はそれぞれに繋がりがあるのかと思いきや、違う次元にある国もあるとかでびっくりしましたねぇ。WEB本編で後に描写されてる部分に若干引っかかりを覚えてたんですが、この回答で納得がいきました。
あとはラウレンツがローゼマインのことをどう思っているのか、への回答も面白かったですね。許容範囲が広い。