「それでもなのですよー、ロレンさん達には依頼を受けないで、知らん振りしてこの森から出るという選択肢もあったのですよー。妖精族のコルネは、本当に感謝している。このことを忘れないでほしいのですよー」
BOOK☆WALKER読み放題にて読了。期間限定タイトルで1月31日まで。
冒険者として依頼を受けるものの失敗続きのロレン。読者目線だと、普通は死んでる状態から生還してるので主人公としての格があっていいんですが(毎回入院してるのはご愛敬)。
組織的に見れば評価に迷う対象だろうなぁとも思います。そんなロレンに、ラピスが「依頼を受けるから失敗するんですよ!」と常設の魔物討伐を行うことに。
厳密に言えばこれも依頼ではあるんですけど、本命の依頼のついでで受けて、討伐部位があれば良いそうで。
単純な戦闘ならそうそう引けを取らないコンビですから、悪い話じゃないんですよね。ただ毎回その2人を追い詰める敵と出くわしてしまってるだけで。
その悪運は今回も遺憾なく発揮されたと言えるでしょう。
宿場町で休もうと思ったら、推定傭兵崩れの盗賊によって壊滅させられていて。死の王の力も駆使してそれを駆逐したかと思えば、目的地である黒の森在住の攫われたエルフの子供を発見して。
子供を贈り返そうと思ったら、森の中で異変が起きており……と最早お約束の流れで騒動に巻き込まれていくことになるわけです。口絵でバレてるから言っちゃうと、まーた邪神と呼ばれていた相手と出くわすんだから引きが強い。
怠惰は面倒な置き土産遺して行ったりしましたが、今回の暴食は解放された後はなにもせず去ってくれて良かった。……その前が大変だったんですけども。