「正気じゃなくなってたら、逃げろ。もしくは……」
(略)
「適当に始末しろ。別に恨みにゃ思わねぇよ」
BOOK☆WALKER読み放題にて読了。期間限定タイトルで1月31日まで。
神祖絡みの厄介事に巻き込まれながらも生還した2人。しかしまぁ、その過程でどこかでいくつかの村が滅びた、なんて噂が立つのは避けられず。
ディアからの依頼はギルドを通したものではなかったため、報告の義務も無く白を切るつもりだったようですけど。
もしギルド通してたらどんな言い訳したんだろうか。ラピスならどうとでもした気がするなぁ……。
まぁ、別件でかなり慌ただしくなってるので、誤魔化しやすくもあったでしょうけど。
小競り合いではあるけれど、彼らのいる国と隣国で戦争が起きて、ギルドから持ち込まれる依頼もそれに関連したものが増えて来て。
元傭兵ではあるものの、今更戦場に戻る気が無いとロレンは言って、極力関係なさそうな依頼を探しますが……どうも偵察任務の代替とか、戦争の煽りを受けた村への支援とか危なかったり美味しくないものが多くて。
そこにクラースがやって来て協力を要請されるわけですが……。いやまぁ、よくもこれまで生きてこられたなと思う位に女癖悪いな。
下手に突っかかって来なくなった一冒険者としての彼は嫌いじゃない部分もありますが、それが直らない限り友達にはなれねぇというロレンに激しく頷いてしまった。
クラースもクラースですが、今回の依頼を持ち込んできた未亡人村長も嫌なキャラでしたね。自分の武器を使って戦っていると言えば聞こえはいいですけど、それでロレン達が面倒事に巻き込まれるとなると、いい気はしない。
だから、しっかりとロレンが釘を刺して物資を出させたところで軽く溜飲は下がった。
しかしまぁ、諸々呑み込んで村の周辺に起きてる異変の調査に行ったら、新しい邪神と遭遇するんだからロレン達の運勢ってどうなってるんでしょうね……。