ico_grade6_3

「やってみやがれ。こちとら口も手癖も悪ぃから覚悟してかかってこい!」

 

BOOKWALKER読み放題にて読了。期間限定タイトルで131日まで。

実はラピスの母親は魔王だった! という衝撃の展開。いやまぁ、ラピス自身のスペックも高いし、家からロレンが使っていた剣みたいな業物出てくる時点で、名家ではあるんだろうと思ってましたが。

魔王は何人かいて、その上に全てを従える大魔王が居るって話ではありましたが……それにしたって魔王かぁ。

決闘ではなく実力で継がれる地位ってのもあって、ラピス自身はそこまでお嬢様って思っているわけでもないとか。

 

ラピスの両親には娘がどんな男を連れてきたのかを吟味しようとする親バカな顔も見えました。

母親の方は、魔王と言われてるだけの事はあるなぁって存在感はありました。

魔王が使っていた武器である大剣を報酬に、ロレン達が遭遇した異質な男が狙っている兜の一つを破棄してほしいという依頼を持ってきて。

エンシェントドラゴンの住む火山に行ってきてとか、軽くいってくれるわ……。

 

ラピス父が場合によっては娘の眼が節穴だったとして付き合いを遠慮してもらおうって言った時に、「義眼に置き換わってるんだから、現状は節穴なのでは?」みたいなツッコミ入れてるところがなんかツボって笑ってしまった。あと、誤射で世界が滅びかけたくだりも好き。

 

珍しく依頼には成功してましたけど、絶対別の恨みを買ったわけで。

勝っても負けても、そこまで美味しくない騒動だったなぁ……というか。ラピスの両親と顔合わせして、魔王様から「いいこ捕まえた」って加点稼いだくらいしか良い事ないのでは……?