「神々に後で文句を言う必要はあるとして、やらないといけないんですね」
これまではこっそりと魔物を狩ってばかりだったカインも、十二歳になりようやく正式に冒険者として登録できることに。
また、王立学園に通う年齢になったので入学試験を受けてましたが……。そこでも無茶をしたなぁと言うか。実力を存分に発揮して周囲を慌てさせることになってました。
……入口うっかり間違えたせいで平民に誤解される一幕もありましたが。叙爵して、一家の当主になったカインではありますが、こちらの世界の常識に疎すぎる部分があるよなぁ……とは思いますね。3歳で記憶を取り戻してから既に9年過ごしている筈なのに。
そんなカインは、神々から指示を受けてとある場所を訪れますが、そこで意外な人物と出会い修行を付けてもらうことに。
転生モノだとよくある、リバーシを商標登録して売り出すってことをカインもやってましたが。この世界の娯楽の少なさについて理由がついたのは良かったかなぁ。
カインは今後強大な敵と戦う必要があり、それには今のままでは力が足りない。だから鍛える。時間の流れが違う場所だったため、存分に腕を磨くことが出来てましたが……「次の休日2日で間に合うはず」とか言って実際にはもっとかかる修行を課して来たのとか、どうにもモヤモヤする部分はありましたねー。この神々の感覚は合わん。
まぁそうやって入学直後に特訓した甲斐があって、その後に起こった騒動に対処できたわけだから間違ってはないんですが。