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「ま、私はいくわ。でも死ぬ気はない。――まだ、しないといけないことがあるから」

 
BOOK☆WALKER読み放題にて読了。期間限定タイトルで1月31日まで。

辺境都市の廃教会にはハルという青年が住んでいた。

彼は育成者だといい、今第一線で活躍している高名な冒険者の中にも彼に世話になったものは多かった。

レベッカもまたその一人。プロローグで竜を単独討伐してみせる実力を誇りますが……それは少し先のお話。

 

1巻メインの時間軸では、家を追い出された後伸び悩んで葛藤している時期の彼女がハルと出会うことで進んで行きます。

どうやらハルと繋がりがあるギルド職員であるエルミアが、手を回していたようで。

 

とんでもないアイテムをいくつも保持していること、人脈の広さがおかしい青年。

そんな相手が自分の気にしている部分に踏み込んできたものだから、レベッカは最初こそ不信感を覚えたりもしてますが。

その力を示したハルに、今の彼女の強さを認めてもらって、教えを受けることになります。

 

そうしてハルとの縁を得た彼女は、余裕も出て来て着実に強くなって。

以前のレベッカは、エルミアが『捨て猫』と称していたみたいですし、張り詰め過ぎていたのは確かでしょう。

ハルは弟子に慕われてるのも分かるいい人ではありましたけど……色々と秘密を抱えているようですし、シリーズではその辺りにも踏み込んでいくことになるんですかね。