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喰らうことしかできない身だとしても、誰を、あるは何を食らうかを決めるのは自分自身であるべきだ。そして俺は今、俺を傷つけたわけでもない鬼人の少女を喰らうなど言語道断だと考えている。なら、それを貫けばいい。これが俺のやり方だと、誰に対しても胸を張れるように。

 

BOOKWALKER読み放題にて読了。期間限定タイトルで131日まで。

WEB版は一応読んだことあるけど細部は覚えてないなぁ。人々がレベルだけを見ることが出来る世界。武を尊ぶ……というか弱者は死ね! と言わんばかりに力を重視する家系に生まれた空は、いつまで経ってもレベルが1から上昇しなかった。

それでも鍛錬はしていたものの、十三歳の時に行われた試練に敗北し追放されることに。

 

異国に流れ着き五年。冒険者として活動を続けたものの、それでもレベルは上がらなかった。レベルが上がらない彼は昇級もままならず……冒険者ギルドの規則によって資格を剥奪された。

なおも足掻こうとしていたところ、強大な魔物から逃げる途中の冒険者に囮に使われ……死に瀕した絶望しかけていたが、そこで空は自分の中に眠っていた力に目覚めて。

 

彼の中には竜が住む……というか本質が竜であり、「弱者を倒してもレベルが上がらない」とか「そもそも強大な力を秘めているために、レベルアップに必要な経験値が多い」などの事情が重なり、今までレベルが上がらなかったようですなー。

 

囮に使ったのが、かつて一緒に冒険した仲間だったこともあって、彼は復讐を決意します。

力を得た事で大分傲慢になったというか、強気になったりはしますが。それでも彼なりのルールは敷いてるようなので、まぁいいんじゃないですかね……。

 

即座に命を奪うような復讐ではなく「平和的にギルドに喧嘩を売る方法」と称して、見下された分をやり返す手口を選ぶあたりとかは気に入ってます。

空を追放するところまではまぁ規約上仕方ない話ですけども。その罪を隠匿しようとしたのはいただけないから、空が喧嘩売った相手への好感度下がってるのもある。

 

主人公が覚醒して無双するタイプの作品で、ソウルイーターとタイトルにある通り魂を喰らって力を増す。その際の手口には敵を倒して喰らうほか、異性に口付けるなどの色事でも可能、と分かりやすい設定でまとまってるのでキャラとか文章とかが合えば楽しめると思います。私はなんだかんだで嫌いじゃないです。