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「すなわち御坊にできるのは己より弱い相手をいたぶることだけです。どれだけレベルが高かろうと、そんな相手を恐れる理由はありません」

 

BOOKWALKER読み放題にて読了。期間限定タイトルで131日まで。

かつての仲間一人を裏切り者として潜ませた上で、もう一人は奴隷として手元に置いた。

鬼人の少女を保護し、ワイバーンという貴重な仲間も得た。順調に「ギルドに喧嘩を売る方法」を遂行している空。

 

まぁ、当然目立ちますよね。目立つことで自分を追放したギルドの株を下げるっていうのが目的なわけで、計画は順調ですが……。

存在が知れ渡ったことで、王都に招かれて。ワイバーンを従えたこともあって、空にたいして友好的だったのはありがたい限り。

 

ただ出向いて挨拶して終わりだったら良かったんですが。

世話になる家の令嬢が呪いを受けていたとか。犯人に心当たりがあるとか。トラブルを引き寄せる運命でも持ってるのか空は。……いや、彼自身には関係ない所で進んでいた計画で、むしろ空の方から飛び込んでいった形ではあるんですけど。

書籍化でクラウディア嬢のイラスト見られたのは嬉しい。この容姿でボクっ娘か……ありだな(おい)。

 

あとはルナマリアを奴隷にするための餌に使われた奴隷少女のシール。空が保護してきた鬼人のスズメにしっかり着飾らせたのはグッジョブ。

当初こそ空との距離を測りかねていたようですが、ソウルイーターの能力を知っても傍に居てくれる関係を築けたのは良かったのでは。

 

神官は誓約で縛り、ミロスラフも裏切らせるために監禁したときに色々された影響もあって心情が塗り替えられていたようですし。復讐が本当テンポよく進んで良かったですね。延々ネチネチやられても単調になりがちで飽きが来ますし。

とはいえそこで思わぬ伏兵がやってくるんだからもう……。エピローグのイラスト、センターに居るのがクライアかー。デザインが一番好きかもしれん。