「通常だったらそれなりに厄介な敵だったんだろうけど」
「悪いね 俺らのパーティーアタッカーしかいないんだ」
56話~65話までを収録。
インベントリアを活用した高レベル素材ゲットを目論み、見事成し遂げたサンラク。
しかし針だけはゲット出来ておらず……それを掴もうとするも失敗。乱数に祈り乱数に敗れた男……。メンタル回復のためにビィラックに素材自慢に行くとか、流石の外道っぷり。
でも、ビィラックが期待通りの反応してくれるからいじりたくなるのも分かる……。
ラビッツだけじゃなくて、ケット・シーの剣聖とかいうレアキャラまで遭遇してるあたり、なんだかんだサンラクって引きがいいですよね……。
ユニーククエストやりたくても出来ない人多いだろうし。そもそもヴァイスアッシュと会ったのサンラクが初っぽいですし。
彼の舎弟であり最強種の一角、墓守のウェザエモンを打倒した存在は、プレイヤーのみならずNPCとしても捨て置けない存在であるとか、結構重要な情報もちらほら。
外道3人衆の残り2人がサンラクに怪しさ満載のメールを送って来て、サンラクが無視。接触してきた考察クランのトップに逆に売り払うとか。2人は2人で行動を予測して追いかけてくるとか、この殴りに殴り合ってる関係が癖になる。
巻末描き下ろしSSは「水晶の野に棲まう者達」。カーター・リックマンとか言う御仁による、水晶群蠍の生態記録からスタートするSSですが……この記録自体が貴重と言うかよくもまぁNPCがここまで調べたなって感じ。外道衆は今日も外道。
エキスパンションパスSSは「人は不必要な努力にこそ最大の価値を見出す」。クソゲーハンターを自称するサンラクではあるけれど、シャンフロに手を出したように良ゲー神ゲーをプレイできないわけじゃない。
クソゲニウムは足りてたから、たまたま他の栄養素取りに行ったら沼にハマったサンラク君のお話でした。業が深い。