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「約束しただろう。ディアが駆け付けて欲しいときは絶対に駆け付けるって」

「……覚えていてくれたんだ。あんな昔の約束」

 

BOOKWALKER読み放題にて読了。

世界最高の暗殺者であった主人公は、最後に裏切られて死んだ。そんな彼の魂を女神は拾い上げ、剣と魔法のファンタジー世界に転生させてあげるから、その世界である人物を暗殺してほしいと依頼を受けて。

暗殺者の顔を秘めた貴族家トウアハーデの跡取り、ルーグとして生きることになります。

 

暗殺を裏の家業としているものの、ルーグの両親は確かな愛を彼に注いでくれて。

技術を身に着けながら、どんどんと成長していきます。元々暗殺者としての記憶と経験を受け継いでるのもあって、神童とまで呼ばれることになりますが。

……実際技術を確かに身に着けてますし、偽装を施すために商人としての振る舞いをした時とかも、この世界の状況を見て最適に思えるものを開発したりと、スペックが高い。

それでいて今世で愛情を注がれて育った分、身内を大事にする気持ちも強いので、わりかし気持ちのいい主人公ですね。

 

そうやって与えられた身分に相応しい振る舞いをしつつ、女神からの依頼である「いずれ復活する魔王、それを倒した後の勇者を殺せ」という依頼に応えるための開発も行っていくわけですが。

……今回お披露目された術式ですら相当な威力あったのに、それでも全然足りないって言うんだから恐ろしい。