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今度はトウアハーデや、ムルテウ、大切な人がいる街が狙われるかもしれないのだ。

だから、ここでやつを仕留めるために全力を尽くす。

正義感ではなく、俺が守りたいものを守るために。

 

BOOKWALKER読み放題にて読了。期間限定タイトルで228日まで。

魔族を倒した後、トウアハーデへと帰還したルーグ達。

魔法で滑空するハンググライダーで短時間での帰還を果たしてましたが。それ以外にも公開するわけにはいかない技術として、通信網の構築とかを済ませてたとか、暗殺者の流儀として準備を重んじてはいましたけど、入念過ぎて驚く。

 

そして今回それが実際に役に立ったというか、それがなかったら出遅れていた事案が立て続けにやってくるわけですから、ルーグの対処能力は本当にすごいですね……。

実績を上げまくっている聖騎士の評価を落とす策略を、国内の貴族が巡らせている辺りどうしようもない。

 

ルーグも怒ってましたが、勇者を極力動かさず防衛戦力にして、聖騎士と言う看板を作ってまでルーグに魔族を狩らせるのなら。邪魔するのが下策って位分かってほしいものですけどね……。

敵に回すべきではない相手に手を出したので、報復は打倒。さらにしれっと今回の敵が隠し持ってた神器も宝物庫から頂いてるとか、転んでもただでは起きないのは流石です。

 

そしてついにマーハとも一線を超えたり、恋愛関係のイベントもありましたが。

女神からの接触があり、ヒロイン達が本来の歴史で辿るはずだった結末の事とか、これから齎される出来事の示唆とかもされてました。死ぬハズだった娘たちを、生きながらえさせた。それは、ちっぽけに見えるかもしれないけれどルーグが確かに歴史を帰ったって事で、彼の今後の活躍が更に楽しみになりました。

今回もなんとか魔族を倒してましたしね。その直後にミーナ配下が接触してきたのが不穏ではありますが。